BRM804ロマンチック片道 プロローグ
2011年6月。キャノボを両方向達成した自分は次の目標を探していた。そんな時見つけたイベントが、AJ宇都宮のブルベ「ロマンチック片道」である。毎年AJ宇都宮が夏に開催している「山岳」ブルベの一つで、2011年に新設されたコースがこの「ロマンチック片道」。宇都宮森林公園を出発し、ロマンチック街道をひた走った先に待つ日本国道最高地点「渋峠」を目指す。超級山岳の頂上ゴールという、「それどこのツール・ド・フランス?」...
BRM804ロマンチック片道 スタート前
2012年8月3日。前日のうちに宇都宮入り。まずは腹ごしらえということで、定番の餃子屋「みんみん」へ。やっぱり美味いなー。これで一人前240円っていうのがいい。その後、これまた定番の「正嗣」で2人前の餃子を平らげた。エネルギー補給はこれでカンペキ。宿泊先の「ホテル鶴」にチェックイン。ここはスタートのすぐそば。ギリギリまで寝てられるというわけだ。自転車もそのままロビーに置かせていただけた。さすが「自転車の街」...
BRM804ロマンチック片道 ①START~PC0
今年の「ロマンチック片道」は全部で8つの峠を越える。昨年に比べて峠がひとつ増え、獲得標高は5300→5500mへ。完走率が30%となった昨年よりも更に厳しくするなんて、AJ宇都宮はちょっとおかしいwスタート直後に越える第一の峠は「古賀志林道」。毎年10月に行われるジャパンカップではレースの明暗を分けるポイントだ。高低差は167m。カテゴリーは3級と言ったところか。路面には去年の応援の跡がくっきり。「柿沼頑張れ!」「GO!BL...
BRM804ロマンチック片道 ②PC0~PC1
金精トンネルから片品までは30kmものロングダウンヒル。この辺りはカーブもキツく、路面も悪い。あとで知ったことだが、このダウンヒルで落車してリタイヤした人もいたそうだ。慎重に慎重に下りていくが、幾つ目かのカーブで大きな衝撃が自転車に走る。路面の段差だ。そして次の瞬間、自転車から転がり落ちていくものが。・・・POLARの保冷ボトルだ。まだ一度も口をつけていない満タンのボトルは素晴らしくよく転がり、そのまま谷...
BRM804ロマンチック片道 ③PC1~PC2
PC1を出た直後・・・というよりはPC1は既に次の峠、背嶺峠の途中にある。この日はマラソン大会なのか?中学生と思われる男女が大量に道を走っていた。夏の峠を走るマラソン大会とか、絶対出たくないw背嶺峠までは4km・6%ほどと、さほど難度は高くない。ただ、日陰が全くない。徐々に気温は上がってきており、日差しがキツくなってきている。気温は高くないが、直射日光下では汗がダラダラ。PC1前に補給したドリンクがどんどん減っ...
BRM804ロマンチック片道 ④PC2~草津
暑い。とにかく暑い。沼田の街と同じく、中之条もかなりの暑さだ。それでも標高は400mある。100mごとに、気温は0.6℃下がるはずだから、下界は+2.4℃。下界よりはまだマシだ。しばらく進むと、ヘルメットの中に入れた氷が溶けてきた。ちゃぷんちゃぷんと五月蝿いので、信号停止のタイミングで中身を飲み干す。うーん、しかし天気がいいなぁ・・・。これは渋峠の眺望も期待できそうだ。登るのは嫌だけれど、渋峠の絶景は何度見ても良...
BRM804ロマンチック片道 ⑤草津~GOAL
草津の街は温泉客で賑わっている。そんな中、汗だくでこれから山に登ろうとする自分。一体何をやってるんだろうか。さて、渋峠だ。渋峠は大好きな峠で何度も来ている。しかし、いつもはすぐ近くまで輪行してきて登るのだ。これだけさんざん山を登ってきてから登るのは初めて。天狗山レストハウスの前を曲がり、ツールド草津のスタート地点を通過する所でLAPボタンを押す。一応タイムアタックだ。・・・が、予想通り全く力が出ない...
BRM804ロマンチック片道 エピローグ
ゴールした後は、しばらく峠でグダグダ。完走者の人たちと談笑。以前から知り合いだったが面識の無かった@hideaさんともここで会うことが出来ました。6月に来た時には何故か居なかったインディーくん。今回は元気に迎えてくれました。じゃれられてるのは、終始前後して走っていた@ba_mos_bearbellさんです。そして、他の完走者たちが次々に草津に降りていく中、自分は長野側へ。そう、実は翌日も200kmの山岳ブルベがあるのです。自...